2017/08/17 - 2017/08/17
43位(同エリア96件中)
Reisさん
2017年8月お盆休みを利用してドイツに1週間ほど行ってきました。春ごろにインターネットで航空券の予約をしようとしたところ、私の手の届く金額の航空券の中で最も現実的なのがタイ航空のバンコク乗り継ぎのフライトでした。
旅行目的はドイツでブンデスリーガの試合観戦をすることでしたが、残念ながらブンデスリーガの開幕は連休の最後の週末であり、どうしても日程に組み込めませんでした。代わりにその前の週に開催されるカップ戦と4部リーグの試合を観戦しそれ以外は観光に当てるというプランをたてて出発しました。なお、帰りはバンコクで乗り継ぎに10時間あくので少しだけ観光をすることにしました。
旅行日程は以下の通りです。
□ 2017年8月11日(金) 出発。バンコク経由でフランクフルトへ
□ 2017年8月12日(土) フランクフルトでサッカー観戦
□ 2017年8月13日(日) カールスルーエでサッカー観戦
□ 2017年8月14日(月) パダボーンでサッカー観戦
□ 2017年8月15日(火) エアフルトへ移動。市内観光
□ 2017年8月16日(水) エアフルトを拠点にアイゼナハ観光
■ 2017年8月17日(木) エアフルトを拠点にヴァイマール観光
□ 2017年8月18日(金) ブラウンシュヴァイクでサッカー観戦
□ 2017年8月19日(土) フランクフルトへ移動しドイツを出発
□ 2017年8月20日(日) 昼にバンコク着、市内観光。夜のフライトで日本へ
□ 2017年8月21日(月) 早朝、日本着。
【旅行記のパート6概要】
旅行6日目はエアフルトからヴァイマールへ日帰り旅行です。ヴァイマールはゲーテ、シラーゆかりの街でありバウハウスミュージアムなどもあり見どころ満載。個人的には今回の旅行のハイライトになるところです。結果的にこの旅行記も通常より長くなっています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
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【2017年8月17日】
この日も朝から良い天気。今日はヴァイマールを観光する予定。アパートを出て駅までゆっくりと歩きます。ドーム広場からトラムに乗ればすぐですが、駅までは歩くのはちょうどよい散歩になります。昨日とはコースを変えて川沿いを歩いてみました。 -
アンガー広場のあたりで腹が減ったのでパン屋でパンと飲み物を買って広場のベンチで行き交う人々を眺めながら食べることにしました。
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エアフルトの駅からはヴァイマールまでハレ行きのローカル列車(RB)に乗車。エアフルトからヴァイマールまでは約15分です。
ワイマール駅 駅
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ヴァイマール駅の駅舎はどっしりとした貫禄のあるデザインです。駅前広場も広く、さすがに古典主義の都の名に恥じない立派なものです。
ワイマール駅 駅
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駅からは町の中心へ向かう途中にはワイマール新博物館がありましたが見学の時間はなさそうですので建物の写真を撮ったりしただけで通過、そのまま歩いてゲーテ広場にやってきました。このあたりがヴァイマールの観光スポットが集中するエリアになります。
ゲーテ広場 広場・公園
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ゲーテ広場から少し歩くと国民劇場(Nationaltheater)の立派な建物があります。その前にはゲーテとシラーの像があります。ここはヴァイマールといえば必ず登場するようなスポットですので、これまでヴァイマールを訪れたことのなかった私も写真などで見たことはありました。ここで記念写真を撮っている観光客が多く彼らを入れないように写真を撮るのは一苦労でした。
国民劇場の向かいにはバウハウス・ミュージアムがありますが、ここはあとで寄ることにしてまずは市内の散策を続けます。国民劇場 劇場・ホール・ショー
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市庁舎 (Rathaus) にやってきました。市庁舎の前は広場となっていますが、何かイベントを行う様でその設営準備で何やら作業中です。広場の一角にはブラートヴルストの屋台が出ていましたがまだ人が少なく暇そうです。
この広場は歴史を感じさせる重厚な建物にとり囲まれていますが、それらはホテルやツーリストインフォメーションになっています。市庁舎 (ワイマール) 建造物
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市庁舎から少し歩いたところにヴァイマール城 (Stadtschloss Weimar) があります。ユニークな塔が目立ちます。
市宮殿 城・宮殿
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中庭から正面を望みます。過去の歴史上は何度も火災で焼失、再建を繰り返してきています。正面は美術館になっていてクラーナハの名作などが展示されているということで興味はあるのですが、こちらも時間の都合で後回しにします。
市宮殿 城・宮殿
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ヴァイマール城の東側を流れるイルム川に沿って広大なイルム公園 (Park an der Ilm) が広がっています。川に沿って森や草原が広がり気持ちの良い場所です。街のすぐ近くにこんな自然豊かな公園があるというのは素晴らしいことです。
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イルム公園の中にゲーテのガーデンハウス (Goethes Gartenhaus) がありました。
ゲーテのガーデンハウス 建造物
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次の目的地はハウス・アム・ホルン (Haus Am Horn) 、ヴァイマールに残る唯一のバウハウス建築です。政府から融資を受けるための条件として1923年に企画された「バウハウス展」で発表された実験住宅なのです。
現在、バウハウスに関わる物件は「ヴァイマルとデッサウのバウハウスとその関連遺産群」として世界遺産に登録されていますが、このハウス・アム・ホルンはその中の1つを構成する建造物です。
ここへ行くには市街地から広大なイルム公園を横切っていく必要がありますが、ようやくたどり着いてみると入口は閉まっていて内部の見学はできませんでした。しかたなくフェンスの外側から見える姿を写真に撮り立ち去ることにします。 -
わざわざ歩いてきたのにハウス・アム・ホルンを見学できず残念な気持ちになり市街地に戻ります。イルム公園の中に置かれたベンチで少し休憩していくことにします。とても気持ちの良い陽気で木陰で昼寝をしていきたい気持ちになってきます。目の前を馬車が通り過ぎていきますが、これは観光用の馬車でしょう。
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イルム公園を横切って市街地に戻り、次に向かったのはゲーテハウス (Goethes Wohnhaus) です。ヴァイマールは見どころがたくさんありますが、ここは絶対に見逃すことができないスポットです。入場料を支払いオーディオガイドを借ります。ここは日本語対応もありました。
ゲーテの住居 建造物
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写真の部屋は黄色に塗られた部屋は来客を迎えるための部屋だそうです。このような広間や数多くの陶器や胸像のコレクションで飾られた部屋がいくつもあります。
ゲーテの住居 建造物
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ゲーテが晩年寝室として使用していた部屋。ドアの向こうが書斎になっています。ゲーテはこの部屋で息を引き取ったとのことです。
ゲーテの住居 建造物
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街の散策とゲーテハウスの見学にずいぶん時間を使ってしまいました。昼食の時間はやや過ぎてしまった感じですが空腹ですので食事をすることにします。あまり店を選ぶ余裕もなかったので近くのカフェに入りました。Frauentor Cafe & Restaurant という店です。この店に限った話ではありませんが、ヴァイマール市街地は有名観光地のせいかどのカフェも常に満席に近い状態でした。
フラウエントーア カフェ & レストラン カフェ
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昼食の時間は過ぎていたのでビールなどの飲み物やアイスを食べている人が多かったのですが、私はしっかりと食べたかったのでペンネをオーダー。しかし出来上がるまでには結構待たされました。味はおいしかったです。
フラウエントーア カフェ & レストラン カフェ
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食事を終えて次に向かったのはシラー・ハウス (Schillers Wohnhaus) です。ここはシラーがなくなる前の3年間を家族と共に過ごした家です。
こちらのオーディオガイドには日本語はなかったので英語を借りて見学をします。写真の部屋は1階のエントランスホールです。シラーの住居 建造物
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3階にあるシラーの書斎。晩年の作品「メッシーナの花嫁」や「ヴィルヘルム・テル」はここで書かれたのだそうです。
シラーの住居 建造物
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3階の窓からの眺めです。正面に見えている建物がシラー・ハウスの入り口になっています。シラー・ハウスはゲーテ・ハウスに比べると地味で見るべきものも少ないですが、それでも展示をじっくりと見ているとそれなりに時間を使います。結果的にはあとで時間があれば見学しようと思っていた美術館はまず無理で、それどころか絶対に行こうと思っていたバウハウス・ミュージアムすら時間が足りなくなってきました。
シラーの住居 建造物
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シラー・ハウスの後はバウハウス・ミュージアム (Bauhaus Museum) へ向かいます。バウハウスとは第一次世界大戦後の1919年に建築家ヴァルター・グロピウスによってヴァイマールに設立された美術と建築に関する総合教育を行った学校で、現代における建築・デザインなどに大きな影響を与えています。
バウハウス建築の代表的なとして、ヴァイマールには先ほど訪問したハウス・アム・ホルンやバウハウス大学本部棟などがあります。このミュージアムの建物はバウハウス建築とは無関係です。バウハウス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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展示はわずか一部屋だけでこじんまりしていますが絵画、芸術作品から建築関連の展示を一通り見ることができます。これを一通り見ればバウハウスがどのようなものかをイメージできるのではないかと思います。
バウハウス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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展示の一例。これはクルト・シュミットの作品です。バウハウス・ミュージアムは展示が少ないのでゆっくり見ても1時間あれば十分です。なお、新ミュージアムを建設中で2019年にオープンする予定だとか。
バウハウス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館の見学は案外疲れます。見学中は気になりませんが見終わった後に一気に疲れが来ます。もうエアフルトに帰ろうと思いますが、その前にカフェで少し休んでいこうと思います。ちょうどバウハウス・ミュージアムの裏手に回り少し歩いたところに雰囲気の良さそうなカフェがありました。Cafe Donndorf という名のようです。
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ケーキとコーヒーを注文し、オープンテラス席で休憩をします。ゆっくりくつろいでいるとエアフルトへ帰るのも面倒な気になってきます。やはりヴァイマールは1日では足りません。新バウハウス・ミュージアムの話もあるし、できれば再訪したいところです。
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カフェで休憩を取った後、再び駅まで歩いてそこから列車でエアフルトへ向かいます。チケットを買っている間に乗ろうとしていた列車に間一髪で間に合わず、しばらく待つことになりました。やってきた列車はエアフルト行きのディーゼルカーでした。
ワイマール駅 駅
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エアフルトに着いた私はドーム広場でビールを飲んでいくことにしました。広場の端にある店で飲んでいくことにします。夏の夕方(時間は完全に夜ですが)屋外で飲むビールはおいしいです。特に普段よりたくさん歩いたのでそう感じるのかもしれません。ちなみにここで飲んだビールは"Braugold”というビール。エアフルトに醸造所があるようです。
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日が暮れた午後8時。ドーム広場ではオペラの公演が始まりました。
ドーム広場 広場・公園
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この日も「イル・トロヴァトーレ」が演じられています。フェンスの隙間からしばらく見てからアパートに戻りました。今回の旅行のハイライトといえる1日が終わりました。また旅行は続きますが、そろそろ寂しい気持ちになってきました。
ドーム広場 広場・公園
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